2005年1月13日

ここ数日間のミュンヘンの暖かさは異常で、昼間などオフィスの窓を開けていても、寒さを感じません。外では小鳥たちが春が来たと勘違いして、ピヨピヨとさえずっているのが聞こえます。バイエルン地方では、フェーン現象によって真冬でも突然気温が20度くらいになることがありますが、たいてい1日で終わりで、今回のように何日も続くことはありません。また寒さが戻ってくることは間違いありませんが、私がミュンヘンに来た15年前には1月の始めにこれだけ暖かくなることは、ありませんでした。

今日の日本経済新聞の夕刊に、福田直子が「心の救急ケア」と題して、事故や自然災害で家族を失った遺族に対する心のケアを専門に行うドイツの民間団体について、記事を書いています。ドイツでは消防や警察、軍隊、航空会社などにメンタルケアの専門家が配置されており、日本以上にこの側面が重視されています。インドネシアやスリランカ、タイを襲った大津波で多くの市民が精神的なダメージを受けている今、重要なテーマと言えるのではないでしょうか。御笑読頂ければ、幸甚の至りです。